DETAIL
【Area】 日本・東京
【Style】 Cold IPA
【ABV】 7%
【Hops】 Citra, Mosaic, Columbus
【ML】 350
-Brewer's Voice-
ピルスナーモルト100%のIPAを何度か醸造している中で、米を使用したIPAを作ってみたいと考えました。
Cold IPAの認識はモルトの一部を米もしくはコーンに置き換え、カラメルモルトなどは使用せず、ラガー酵母を高い温度帯で発酵させることによって、ラガー酵母のエステルや硫黄をビールに残さないようにしながら、ドライでクリーンなボディの上にホップを乗せていくスタイルだと思っています( 硫黄とエステル香が低ければ、Chico, Kölschなどのクリーンな発酵をするエール菌株で代用することも可)。
今回のビールは、Inkhornでは初めての北米産のピルスナーモルトと米粉を使用したことによってほんのり残る甘さと、穀物感の少ないボディバランス、そしてオイルホップをDip Hopで使用し、DHを3回に分けて温度帯や手法を変えながら行うことよって、アロマだけではなくフレーバーの厚みもある仕上がりなってます。
オレンジ系の軽くて甘い柑橘やストーンフルーツ系のトロピカルなアロマとフレーバーに、レモンのようなシトラス感やダンクでスパーシーなニュアンスのあるホップバランスに余韻が残るクリーンな苦味。
度数をあまり感じさせないドリンカブルなビールになってると思います。
名前の由来は冬に渡来してくるユキホオジロで、主に農耕地などの雪上で食べ物を探してる鳥です。
モルト、米、ホップ、ラガー酵母などそれぞれのキャラクターを探しながら飲んでもらえると嬉しいです。