DETAIL
【Area】日本・静岡
【Style】 Imperial Stout w/Coffee Beans and Cacao
【ABV】 13%
【ML】500
賞味期限 2024.9.4
-Brewer's Voice-
本当に久しぶりとなるImperial Stoutです!
今回はカカオパウダーを溶かし入れたタンクと、貯酒タンクに入っているビールを循環させることで効果的に混ぜることができました。ボイルもとろみと甘みを引き出すため6時間のロングボイルを実行!(通常は1時間)
コーヒーのアロマもさることながら、カカオの甘い香りとほろ苦さが病みつき必須です。
*****
用宗の地に緊張が走った。
Alchemistによる狂ったホップの使いすぎにトドメを刺すべく、Nemesisはこの数年間、Dark Labを拠点に悪事を極め着々と力を付けていた。以前にも増して赤みを帯びた彼の瞳は、内側から止め処なく溢れ出すパワーを隠しきれていない。そして遂に、どっしりと重い漆黒の影を身に纏い、その姿を現した。
WCB初のImperial Stoutであった(!)、「The Nemesis」が久方振りのアップデート。
今回は大量のカカオパウダーを投入することでチョコレート感マシマシに、地元静岡の「創作珈琲工房くれあーる @crearcoffee_official」で焙煎した、エチオピア「ニグセ・ゲメダ・ムデ」のコーヒー豆も使用し、香ばしさと甘みを引き立てた、悪戯に濃厚な液体が完成した。
チョコレート・マシュマロ・キャラメルを連想させる強い甘み。Nemesisが手配したコーヒーのアロマが全体を支配し、ヘーゼルナッツのようなニュアンスとドライフルーツの印象が味わいを引き立てる。厚みのある口当たりとアルコールの温かさで満足度の高い一杯に。
Nemesisの殺気立つそのオーラに、Alchemistは一歩も引かない姿勢を見せる。
今はまだ、相反する彼らの関係性に決着を付けるのはナンセンス。
彼らが率いる“ダークサイド”と“ライトサイド”の戦いは、まだまだ始まったばかりなのだ。