【Area】 日本・静岡
【Style】 TDH Hazy Triple IPA
【ABV】 9%
【Hops】 Mosaic / Columbus CRYO / Idaho 7 CRYO / Idaho 7
【ML】 500

-Brewer's Voice-
【Dungeonラベル物語 最新作】
怪しげなラベルに負けないインパクト、極濃Hazy Triple IPA！

クリーミーな舌触りを追求し、オーツ麦の配合を増量。
Mosaic / Mosaic Incognito / Columbus CRYO / Idaho 7をドライホップで使用！
ドライホップには、強烈なダンクアロマを放つColumbus、ブドウとダンク感のあるMosaic / Mosaic Incognito、そしてアプリコットや樹脂のニュアンスを持つIdaho 7を加えています。酵母には、柑橘系の香りを際立たせる酵母をセレクト。通常より高めのマッシュ温度で仕込むことで、飲みごたえのあるボディと、ホップの個性を引き出すバランスを実現しました。

グラスに鼻を近づけると、まず甘美なアプリコットのアロマが広がります。しかし、その奥からは次第に草やダンクといったワイルドな香りが顔を出し、重なるアロマの構造を感じます。
口に含むと、ジューシーなグレープフルーツのような旨味と、心地よいほろ苦さが舌を包み込みます。滑らかな口当たりが、その複雑な味わいを優しく引き立てます。
変化するアロマとフレーバーは、まさに多段階で楽しめる奥深いHazyです。

*****
光から闇へ。
どれほどの時間が過ぎたのだろうか……、
実はあれから、勇者たちは何度も立ち上がり挑み続けている。
だが、一向に戦況は好転することが無い状況だ。
これまでの強敵を征伐し力を身につけてきた彼らですら、
禍々しい祭壇に鎮座し続ける邪悪な存在に打ち勝つことは、
成し遂げられていないのが現実である。

その相手とは、『The Black Wizard』。
我々の知り得る姿形とは何かが異なるが、
Hop Dudeなら須く知っているべき存在でもあった。
唯一、Nemesisを退けたとも言われ、
伝説的な希望の象徴ともされるAlchemist、
そしてHop Academyの校長でありながら、
High Hop Councilの議長をも務める『White Wizard』なのだから。

勇者たちは混乱しながらも、戦うしか他なかった。
激闘の末に、彼らは滴る冷や汗から身の危険を感じ気付き始める。
Black Wizardの放つ呪文の乱撃から、
圧倒的なダークネスの力が溢れんばかりだということに。

最後の望みをかけて出陣するも、
やはりどうしても倒すことができない。
全く歯が立たないこの感覚は、誰か1人でも弱音を溢したら最後。
慚愧に堪えないが、その時は近いのかもしれない。

一体、Black Wizardから無限に湧き出る
力の源は何処なのだろう。
奴が背にしている真っ暗な洞窟の奥で、
怪しげに漂う濃霧のような蠢きや、
違和感を強く感じることは確かだ。

「もしかして！？」
勇者一行の学者であり、
Hop AcademyでNo.1の秀才が走り出した。
その刹那。Black Wizardが杖を地面へと突き立てると
突如、轟音が鳴り響き祭壇全体が揺れ動く。
次第に暗雲が立ち込め、
何もかもが闇黒に支配されてしまった……【完】。

甘美なアプリコットを思わせるアロマの奥から、ダンクでグラッシーなワイルドな香りが出現。さらにグレープフルーツのようなジューシーな旨みと、心地良いほろ苦さに絡むスムースな口当たりが、複雑な味わいを優しく引き立て、飲み応えも抜群の一杯。