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京都醸造 狐火 / Kyoto Kitsunebi - Kyoto edition
京都醸造 狐火 / Kyoto Kitsunebi - Kyoto edition

京都醸造 狐火 / Kyoto Kitsunebi - Kyoto edition

777円(税込855円)

DETAIL

【Area】 日本・京都
【Style】 京番茶バーレーワイン
【ABV】 11.5%
【ML】 350

-Brewer's Voice-
家守堂とのコラボはスモーキーな京番茶を使った芳醇なバーレーワイン

【味わいの特徴】
驚くほどのスモーキーさを持つことでされる京番茶を使ったバーレーワイン。麦芽由来のキャラメルやトフィーのような滋味深さに京番茶の香草やたき火を想わせる燻製香がマッチし、得も言われぬ味わい深さを感じさせます。苦みを抑えめにすることで、リッチな風味とドリンカビリティをゆっくり楽しめる仕上がりに。

【相性の良い食事】
鯖のカレーソテー、ミックスナッツのクリームチーズ和え、ラムナッツチョコ

【名前の由来】
おいなりさんと呼ばれ、多くの人から愛される伏見の稲荷大社の入り口で参拝者を迎えるのは、狛犬ではなく、狐であるのは有名な話。お米を食べにくるスズメやネズミを捕らえる益獣として古来から大変有難られる存在であるのと同時に、姿を化かして人を惑わせる存在として多くの言い伝えに登場することから、身近だが謎のベールに包まれた不思議な存在でもあった。何か理解のできないことが起こると狐につままれたような感覚を覚え、あぁきっと狐のせいだと納得させてきたのでしょう。さて、この一見普通のビールに見えるバーレーワインを口に含んだときの、芳醇で深い味わいと京番茶の衝撃的なスモーキーな風味を狐のせいにするかどうかはあなたにお任せします。

【醸造家の声】
仲間シリーズの一環でKBCのOBOGとのコラボとして、奈良醸造に続き、伏見にある家守酒造とビールを造りました。家守酒造の醸造チームを率いる家住弘子さんは、京都醸造に所属する前、長野県にあるヤッホーブルーイングでもキャリアを積んだ実力派です。

現在醸造所兼ブリューパブになっている家守酒造の建物はかつてお茶屋さんだったもので、これにインスピレーションを受けながら、その歴史を途絶えさせないように、今でもビールと一緒にお茶の販売もされています。家守酒造のブリューパブ「家守堂」で弘子さんと始めて会った際は、ビールではなくお茶を飲みながら話しました。今回のビールについて話し合いを行い、彼らの取り扱うお茶の中で、タバコやたき火のような強いスモーキーな香りと軽やかな旨味を持ち、ひと際インパクトのある京都独特の京番茶を使うことにしました。

この京番茶のフレーバーと香りをバランスよく引き立てるため、ビールも同じくらいインパクトのあるものにする必要があるため、リッチなモルトのキャラクターと甘みをフルに活かしたバーレーワインを作ることにしました。ベースモルトにはゴールデンプロミスとマリスオッターをブレンドし、さらに少量の小麦モルトも加えました。通常1時間ほどの煮沸工程を2時間ほど行い、モルトの風味をキャラメルのような、より深みのある味わいになるまで引き出します。

そこに約14kgほどの京番茶を投入し、淹れたての京番茶を飲んでいるかのような茶葉の鮮烈な特徴をビールに与えることができました。発酵にはエール酵母を使用し、あくまでもモルトとお茶の個性を最優先にすることに。そして出来上がった京番茶のバーレーワインは、まさしく唯一無二で特別。さらに端的な言葉で表現するとすれば、「贅沢にしてシンプル」と言える仕上がりです。