DETAIL
【Area】 日本・長野
【Style】 バレルエイジド・バーレーワイン
【ABV】 12.5%
【ML】 330
-Brewer's Voice-
20年って、生まれた赤ちゃんが大人になるだけの時間。
そんな大人になったはずのぼくらが、はじめて正面からバーレイワインに取組んでみました。
ということで、名前は "grown up" というわけです。
ベースは、ぼくらにとってはじめてとなるバーレーワイン。
ブリティッシュイーストと、たっぷり目のホップでオーセンティックに仕上げました。
その後、うしろに映っている、450Lのコニャックの大樽で3年超熟成。
12.5%、IBU70。
マリスオッター100%にも関わらず、樽熟成と高アルコールということで、濃いめの琥珀色。
液体粘度も高めです。
やはりコニャック樽の影響は大きく、レーズンやプルーンのような濃縮された果実味。
そこに、イーストとホップ由来の、複雑なエステル香と青リンゴみたいなニュアンス。
もちろん度数なりのボリュームは感じますが、熟成によりアルコール感もまろやか。
なんだか、すごくバランスがよくて、どこも尖ってないのにすごく存在感がある仕上がり。
すごく満足しています。
こいつは、もうやっぱり食後用かな。
ドライフルーツやチーズやナッツと。
バニラアイスなんかも間違いなし。
もしかしたら、ぼくらも「大人」になれたのかも!?
そういえば、バレルエイジのバーレーワインって、日本にどのくらいあったのかな?
今時、こんなハイアルコールのビールを立て続けにリリースするビール会社もいないのですが、とっておきのスペシャル。
雑穀さんとの Quadrupel の時も書きましたが、いずれも十分な熟成を経て、もうすでにかなりいい状態かと思いますし、ある意味このタイミングで飲んで欲しいと思う一方で、今後の熟成にもかなり期待が持てます。
だから、またまた2本以上は買わないといけないやつです!
よろしくお願いします。
そして、みなさんのご感想も是非!