【Area】 日本・長野
【Style】 ウィート IPA
【ABV】 5%(4.8%)
【ML】 330

-Brewer's Voice-
ブログの10周年を記念して生まれたこのビールも気づけば8年目。
アメリカンホップたっぷりの Wheat Ale は、好きで、ずーっとつくってきていましたが、2017年のブログ10周年を機に、ニューイングランドスタイルにしてみたところ、小麦とヘイジーのマッチングがすごくよくて、以来毎年たくさんの皆さんにお楽しみいただいています。
他のIPAたち以上に、たっぷりのホップをつかっているので、ラベルを新しくした昨年から "Hazy Wheat IPA" と名乗っています。
しっかりヘイジーなオレンジ色。
4.8%（ラベル表記は5.0%）、IBU20。
毎年レシピを微調整しているのですが、今年はアメリカンホップ2種とNZの新し目の品種で仕上げました。
実はこれ、あの ハバネロマン IPA のベースをつくったときにやってみて、すごく相性がよかった組み合わせです。
たっぷりの小麦麦芽に、オーツ麦も加えたボディは、軽やかでありながらも小麦ながらの柔らかさと飲み応えも。
デコポンや伊予柑といった和柑橘をも思わせる瑞々しいオレンジな香りに、白桃を思わせるトロピカルな。
甘やかでジューシーでありながらも、ドライさを兼ね備えているという意味では、SNOW MONKEY IPA に通ずるところも。
去年以上に柑橘感が強めで、爽快な仕上がりです。
ぼくら的には、苦味は控えめではあるのですが、たぶん世の中の人の多くがイメージする "ヘイジー IPA" とくらべると、苦いんだと思います。
その分、食事との相性もいいと思いますし、大きなグラスでごくごくのんだりするにも最適かなと、
軽めの度数と、小麦由来の柔らかで爽快な飲み口で、これからの季節にはバッチリだと思います。

大好きな夏の小麦のIPA。
どうぞよろしくです。