DETAIL
冷蔵便がおすすめです。
フラグシップビールBig Daddy IPAの兄貴分となるインペリアルIPAがこのDouble Daddy。2003年初登場のこのギャングはホップ・モルトの使用量を倍増させて、Big Daddyよりも更に危険なビールに
仕上がっている。2016年4月、Double Daddyの355ml缶パッケージ発売と共に、レシピの変更が施された。このインペリアルIPAが誕生した当時にはなかった、様々なアロマ・フレイバーを持つホップ
が現在登場している。そのため、Double Daddyの系譜を残しつつレシピを現代版に再編したのである。具体的には、煮沸中に投入していたChinookをNelsonに、ドライホッピングに使用していたCitraをMosaicホップに変更。この変更による味わいの変化は顕著なものだと、前ブリューマスターのKushal Hallは語っている。“これまでシトラス、松のホップアロマ・フレイバーにフォーカスしたDouble Daddyとは異なっている。Nelsonホップは南半球のホップ品種らしく独特なフルーツアロマを加え、ビールをより複雑なものにした。Mosaicホップはトロピカルでストーンフルーツのキャラクターを与えてくれている。また、遠心分離器の使用によってホップオイルをビールに多く留めることができるようになり、より強烈なホップのキャラクターを秘めたインペリアルIPAになった。”見た目はオレンジ色でクリーミーな白いヘッドが乗る。Amarillo、Nelson、Simcoe、Mosaicホップでドライホッピングを施して、チクチクとした青々しい草やグレープフルーツ、アプリコット、マンゴー、タンジェリンなどのアロマがグラスから溢れ出す。口に含むと刺激的な苦みと共にシトラス・トロピカルフレイバーが広がり、かすかにビスケットのようなモルトのニュアンスがバランスを取る。フィニッシュはドライで青々しい苦みが残る。
アメリカ・カリフォルニア/ DIPA/8.5%/355ml