【Area】 日本・京都
【Style】 アメリカンスタイルピルスナー
【ABV】 5.5%
【ML】 350

-Brewer's Voice-
柑橘やレモングラスを想わせるクラシックホップが心地よく香る無限のアメリカンラガー

【味わいの特徴】
クラシックなアメリカンホップを使用したこのピルスナーは、松や柑橘、レモングラスのようなホップの風味が彩りを添えたアメリカンスタイルのラガー。他の同スタイルに比べ、よりふくよかな口当たりがホップのキャラクターを程よく引き立て、するするとドリンカブルで、狙い通りの格別な飲み心地を持った一杯に仕上がっています。

【相性の良い食事】
レンコンとブルーチーズのオーブン焼き、イトヨリダイのクリーム煮、豚フィレとセミドライトマトのゼリー寄せ

【名前の由来】
一杯、また一杯。
気づけば夕暮れ、そして星が瞬く夜へと時は流れていく。
それでもこのビールは、決して飽きることがない。

程よくホップを効かせたクリーンな味わい、そして控えめなアルコール度数。飲むたびにリセットされ、また新鮮な一口目がやってくるような感覚。「∞」は終わりなく楽しめる、無限の時間と心地よさを詰め込んだビール。

【醸造家の声】
ホッピーピルスナーの∞（無限）シリーズの第2弾。
前作のジャーマンピルスが伝統的な製法とモダンなドイツホップを組み合わせて造られたのに対し、今回はモダンなホッピング手法とクラシックなアメリカンホップを掛け合わせたレシピで仕上げたアメリカンホッピーピルス。

モルトの構成はシンプルに。クリーンなピルスナーモルトをベースに、ボディ感を出すため少量の麦芽小麦とオーツを加えました。苦味を抑え、ラガー酵母との軽いバイオトランスフォーメーション効果を狙って、マッシュ時にCascadeとCentennialを使用。さらに煮沸工程でChinookを加え、アクセントとなる風味を追加。そして低温でたくさんのCitraとSimcoeを贅沢に投入し、フルーティーで柑橘感あふれるアロマに仕上げました。

マッシュを止める温度をやや高めに設定することで、平均的なピルスナーよりもややボディを残して、ホップのキャラクターをしっかり支える設計にしています。これまでも度々言ってきましたが、ピルスナーはシンプルであるほど良い、と考えていますので、今回も軽快で、キレがあり、飲みやすく、それでいて本来のラガーにはないホップ感を持たせたい、というのがこのシリーズのコンセプトです。

先のドイツ版ピルスを楽しませてもらいましたが、正直、このアメリカ版はまた一風違ったラガーの可能性を感じさせる楽しさがあります。CitraとSimcoeを使ったピルスナーなんて、聞くだけで最高じゃないですか？