【Area】 日本・北海道
【Style】 West Coast IPA
【ABV】 6.5%
【ML】 330

-Brewer's Voice-
今回、忽布古丹醸造にとっては初となる、3社合同のコラボレーションブリューを実現することができました。とはいえ、肩肘張ったような感覚はまったくなく、レシピの打ち合わせから仕込みまで、驚くほど気持ちよく、スムーズに進んでいく心地よさがありました。

ご一緒したのは、Brasserie KnotさんとFLORA FERMENTATIONさん。つまり今回は、忽布古丹醸造・Brasserie Knot・FLORA FERMENTATIONの3者による、いわば「同志」コラボです。

Brasserie Knot代表の植竹氏（うえちゃん）、FLORA FERMENTATION代表の大西氏（康平）。この2人の名前を聞いて、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。そう、彼らはかつて忽布古丹醸造で共にビールをつくっていた、元メンバーなのです。

その後、うえちゃんは北海道・鶴居村にて、康平は滋賀県にて、それぞれのブルワリーを立ち上げました。だからこそ今回のコラボは、懐かしい日常が少しだけ形を変えて戻ってきたような、そんな不思議であたたかい時間でもありました。

さて、そんな僕たちが仕込んだのは、みんなが大好きなWest Coast IPA。

なぜこれにしたのか？答えはシンプルで、「僕たち全員がこのスタイルを愛しているから」。それだけです。

レシピ作りも、終始スムーズそのもの。康平が印象的だった過去のビールを挙げ、それに対してうえちゃんがレシピの意図や背景を語り、堤野がその記憶に共通点を感じて、自然とイメージが共有されていく――その流れがそのままレシピになりました。

どんなホップを？モルト構成は？ダブルドライホップ製法か？

もちろん細かい話もありますが、まずはぜひ一杯飲んでみてください。

グラスを傾けながら、「このビールがどんな空気の中で生まれたのか」、そんなことを思い浮かべていただけたら、きっとより豊かな味わいになるはずです。

細かな裏話が気になる方は、ぜひ僕たちに声をかけてください。

皆さんとこのビールについて語れる時間も、きっと楽しいひとときになると思います。



Enjoy!!