DETAIL
【Area】 日本・滋賀
【Style】 Traditional / Sparkling Mead
【ABV】 10%
【ML】 500
※保管いただく際は、横置きではなく縦置きでの保管をお願いします。
原材料:蜂蜜(ミャンマー産)、大麦麦芽(発酵促進のため)
甘さ(1-10): 5 (Semi Sweet)
飲み頃温度: 冷蔵(4-8°C)
-Brewer's Voice-
<商品説明>
ANTELOPEでミードを作り始めたときに、どうしてもクラフトビールのニュアンスを取り入れてみたくて醸造したのが、このThe Last Supper。採用したのはサワーエールのテクニック。
すっぱーと笑えるようなミードがあったら面白いし、いい風を吹かせられると思って作ってもう2年以上が立ちました。
The Last Supper(すっぱー)の名に恥じない、しっかり酸っぱいミードです。酸っぱさの中にもはちみつのやさしい甘さを感じます。
色みは、すこし濁ったイエロー。酸味の強い香りがすでに立ち香からあり、パッションフルーツを想起させ、後から蜂蜜のニュアンスが登ってきます。口に含むと締まりよい酸味と苦味、あとから蜂蜜の甘みを感じる。白ワインやサワービールがお好きな方にぜひ楽しんでみていただきたいです。
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〈Mead making〉
お酒を酸っぱくさせる方法は大きく分けて2つ。乳酸を出すか、酢酸を出すか。そしてほとんどは乳酸を出す手法が取られています。なぜなら後者は基本的に意図せず起きちゃうものだから。
僕たちは乳酸を出す方法を乳酸菌に頼るか、ラカンセア酵母に頼るかです。乳酸菌は字の如く単糖を乳酸にかえてくれてアルコール発酵はあんまりしてくれません。ラカンセア酵母は最初に乳酸をバーっと出してから、アルコール発酵をしてくれますし、超ニッチなところでいうとクロスコンタミネーションをしないという優れた利点があります。
ここはあまりにニッチなので割愛しますが、僕たちはいまラカンセア酵母を使用しているというわけです。
このラカンセア酵母はミードとの相性が非常に良くて、発酵初期に単糖が多いほど乳酸が活発に出るとされています。ビールではマルトースという二糖類が多く、なかなか期待する酸味を出すのが難しいです。しかし、蜂蜜と水だけで作ったミードは92%以上の糖分が単糖なのでラカンセア酵母がとっても酸を出してくれます。
それにこの酵母はいい匂いがします
なんか気づいたらニッチな話になっていました。すごく好きなミードです。よろしくお願いいたします!