DETAIL
【Area】 オーストラリア
【Style】 Mixed Culture Ale
【ABV】 5.8%
【ML】 750
-Importer's Voice-
St Phoebe 2022の名でリリースされた2種類のうち1つ、NSW州産の極上プラム使用した『St Phoebe 2022: Ebony Sun』。ベースとなったのは、NSW州の農場で収穫された再生可能な認定オーガニックのレッドウィートとスクーナーバーレイをペールローストした麦芽を使用し、オーガニックのNZ産Motuekaとチェコ産Saazののホッピングにより、ほのかな苦味を美しくまとったゴールド。特注の広く浅いファーメンテーションタンク内で、オーストラリアに自生する花から採集された多様な自家野生酵母と自然な環境から採取した酸味をもたらすバクテリアによって、比較的暖かい温度で時間をかけて一次発酵させ、フレンチオークバレルで熟成しブレンドされたこのBarrel Aged Golden Mixed Culture Aleに、NSW州Nashdaleソーンブルック果樹園で収穫されたエボニーサン・プラムを新鮮なまま丸ごと990kg投入。果実とビールを5ヶ月間皮ごとマセラシオンし、再発酵させた後、瓶詰め、さらにリリース前に8ヶ月間自然に瓶内でカーボネーションと熟成をさせコンディショニングされた。グラスに注ぐと、見たこともないような華やかな濃いピンク色。香りは甘い果実、鮮やかなプラムとラズベリーにスパイス、花の香りとエレガントなファンクのタッチ。口に含むと、若干アーシーで、ジャムのストロベリーとダークなプラム、麝香の香りとすっきりとした酸味だが、一口ごとに違う表情を見せる。ファンキーなワイン的要素が素晴らしい次元と複雑性を与え、樽香は存在感がありながらも抑制が効いており、様々な果実味と完璧に調和する。濃厚な味わいながら、フィニッシュは快活、ラズベリーの酸味の渦に口の中は浄化されていく。樽のセレクトが素晴らしい、完成度高く仕上げられた傑作。
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