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サノバスミス : ヘッセン |
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サノバスミス : ヘッセン | Son of the Smith: HESSEN

959円(税込1,055円)

DETAIL

地域: 長野県, 日本 スタイル: Cider ABV: -% IBU: N/A 容量: 350ml
Brewery / Importer Notes
SPEC

LOT No.: AP-2602A
Style: アプフェルヴァイン / Apfelwein
ALC: 7.0%
Apples: Granny Smith, Shinano Sweet, Yarlington Mill, Harry Master’s Jersey
Yeast: Wild Yeast (including native microflora)
With: Service Tree (Germany), Home grown Cascade


STORY
今作「サノバスミス ヘッセン」は、ドイツはヘッセン州フランクフルトで育まれ、2022年にユネスコの無形文化遺産にも登録された伝統的なリンゴ酒である「アプフェルヴァイン(Apfelwein)」をオマージュした作品です。
伝統的なアプフェルヴァイン醸造においては、「Speierling(シュパイアーリング)/英名 Service Tree」などセイヨウナナカマド属の果実を渋みや風味の増強材として使用することがあります。今作「サノバスミス ヘッセン」では、ドイツ産のセイヨウナナカマドの果実を使用し、『「アプフェルヴァインの揺りかご」と呼ばれるフランクフルトで世界恐慌の最中にオープンした伝説のレストラン「アドルフ・ヴァグナー」で味わった一杯』をイメージして醸しました。
「サノバスミス オリジナル」「サノバスミス ザ・ソース」と同じグラニースミスをベースにして、専用品種 ヤーリントンミルやハリーマスタージャージーの搾り粕、自社産カスケードホップ、そしてシュパイアーリングを漬け込むサノバスミス流の再解釈によって、収斂性ある奥深い味わいの「アプフェルヴァイン」に仕上げました。西洋菓子を思わせる独特の甘美な香りがふわりと立ちのぼり、ひと口含んだ瞬間、果汁滴るようなジューシーさが舌の上で花開き、その後には、リンゴ由来のほのかな酸味と穏やかな渋みがその余韻を心地良く引き締めます。
古代ゲルマンの聖樹からカール大帝、フランクフルトの庶民文化を経て、現代の日本へ――千年以上の時と大陸を越えて結ばれる発酵の繋がりに、Prost!



BREWER'S NOTE

2024年3月、審査員として参加した英国インターナショナルサイダーアワードの道中に立ち寄ったドイツで訪問した老舗レストラン「アドルフ・ヴァグナー」。同店は1931年の創業以来「アプフェルヴァインを提供する老舗酒場」としてフランクフルトで特別な地位を築いてきた名店です。シュニッツェルに寄り添うように、ベンベルと呼ばれる専用の陶器からアプフェルヴァインが静かに注がれていく光景は、街の日常にすっと溶け込み、その積み重ねの中に息づく歴史までも感じさせてくれました。ひとたび口に含むと、シュパイアーリングを漬け込んだ独特の香味がふわりと広がり、ドイツならではの風土がそのまま味わいになって立ち上がってくるようで、とても興味深かったのです。これが、僕にとって初めての本場の「アプフェルヴァイン」体験でした。

「アプフェルヴァイン(Apfelwein)」の発祥には、16世紀の宗教改革と小氷期という歴史のうねりが深く関わっています。プロテスタント化による修道院ワイン醸造の衰退と、寒冷化によるブドウの不作が重なり、市参事会による新規開墾の禁止令も相まって、農家たちはリンゴ栽培への転換を余儀なくされました。カトリック修道院文化と結びついたノルマンディーのシードルとは対照的に、アプフェルヴァインはプロテスタント市民の生活の中で花開き、かつての「貧者の飲み物」は18世紀半ばにはザクセンハウゼンだけで年間100万リットルも消費されるほどの市民権を得るに至ったのです。

バラ科ナナカマド属に分類され、小さな洋梨のような姿をした果実「Speierling(シュパイアーリング)」。未熟果の強烈な渋みは思わず「吐き出す(speien)」ほどで、それが名の由来とも言われますが、完熟すればリンゴを遥かに凌ぐ糖度と、保存性や風味の奥行きをもたらす豊富なプロアントシアニジンを秘めています。

今回漬け込んだ「Speierling(学名 Sorbus domestica L. / 英名 Service Tree)」もまた、ゲルマンの古い信仰を宿す特別な果実です。かつて聖なる森で樹木を崇拝したゲルマンの人々は、この枝を屋根に挿して雷や悪霊を避ける風習を持っていました。この果実を酒に漬け込むことは、樹木崇拝の記憶を発酵文化へと昇華させる行為とも言えるでしょう。

現地の酒場では、コバルトブルーの塩釉石器「Bembel(ベンベル)」から、菱形カットの施されたグラス「Geripptes(ゲリップテス)」へと酒が注がれます。油で汚れた手でシュニッツェルを頬張りながらでも滑らずに掴めるよう設計されたこのグラスの機能美に想いを馳せ、素朴で力強い味わいの再現に挑みました。
Untappdより:
ドイツ ヘッセン州フランクフルトで育まれ、2022年にユネスコの無形文化遺産にも登録された伝統的なリンゴ酒である「アプフェルヴァイン(Apfelwein)」をオマージュした作品です。伝統的なアプフェルヴァイン醸造においては、「Speierling(シュパイアーリング)/英名 Service Tree」などセイヨウナナカマド属の果実を渋みや風味の増強材として使用することがあります。今作では、「サノバスミス オリジナル」「サノバスミス ザ・ソース」と同じグラニースミスをベースにして、専用品種 ヤーリントンミルやハリーマスタージャージーの搾り粕、自社産カスケードホップ、そしてドイツ産のシュパイアーリングを漬け込むサノバスミス流の再解釈によって、収斂性ある奥深い味わいの「アプフェルヴァイン」に仕上げました。西洋菓子を思わせる独特の甘美な香りがふわりと立ちのぼり、ひと口含んだ瞬間、果汁滴るようなジューシーさが舌の上で花開き、その後には、リンゴ由来のほのかな酸味と穏やかな渋みがその余韻を心地良く引き締めます。2024年3月、審査員として参加した英国インターナショナルサイダーアワードの道中に立ち寄ったドイツで訪問した老舗レストラン「アドルフ・ヴァグナー」。同店は世界恐慌の最中1931年の創業以来「アプフェルヴァインを提供する老舗酒場」としてフランクフルトで特別な地位を築いてきた名店です。シュニッツェルに寄り添うように、ベンベルと呼ばれる専用の陶器からアプフェルヴァインが静かに注がれていく光景は、街の日常にすっと溶け込み、その積み重ねの中に息づく歴史までも感じさせてくれました。ひとたび口に含むと、シュパイアーリングを漬け込んだ独特の香味がふわりと広がり、ドイツならではの風土がそのまま味わいになって立ち上がってくるようで、とても興味深かったのです。これが初めての本場の「アプフェルヴァイン」体験でした。今作は、「アドルフ・ヴァグナー」で味わったこの一杯の感動から想起して醸した挑戦作です。古代ゲルマンの聖樹からカール大帝、フランクフルトの庶民文化を経て、現代の日本へ――千年以上の時と大陸を越えて結ばれる発酵の繋がりに、Prost!

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