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伊勢角屋 ノスタルジックゲート / Isekadoya Nostalgic Gate
伊勢角屋 ノスタルジックゲート / Isekadoya Nostalgic Gate

伊勢角屋 ノスタルジックゲート / Isekadoya Nostalgic Gate

748円(税込823円)
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DETAIL

【Area】 日本・三重
【Style】 Bohemian Pilsner
【ABV】 5%
【ML】 330

-Brewer's Voice-
ゴールドカラーでクリアな外観。
ハチミツやビスケット、カラメルを思わせるモルトの香りと、花やスパイスのようなホップの香りが穏やかに立ちのぼります。深みあるモルトの味わいが支えとなり、大量に使用したホップの苦味さえ柔らかい印象に変わります。モルトとホップの風味が絶妙な強度で混ざり合い、強めのボディ感にもかかわらずゴクゴクと飲み続けられてしまう一品です。
私の愛してやまないビールの一つが、チェコの「ピルスナーウルケル」。1842年に誕生したこのビールは、近代ラガービールの元祖と言われており、誕生から200年近くたった今もなお当時の味を守るべく、伝統的な製法にこだわり続けています。私のデビュー作は、そんなウルケルへのリスペクトを込めたビールです。ウルケルの醸造で採用されている、マッシュを3回煮沸させる伝統的製法「トリプルデコクション」は、糖化の促進や麦汁のカラメル化、温度の調整などが目的だったと言われています。では、モルトの加工技術や醸造設備が発達した現代において、その意義は失われてしまったのでしょうか。数多くの文献を調べるうちに私は「カギは熱と時間による抽出ではないか?」という仮説にたどり着きました。しかし、ISEKADOの設備では構造的にデコクションはできず、ましてトリプルデコクションなど誰もしたことがありません。約半年かけてアイデアを絞り出し、設備の限界に挑み、全く新しい形でトリプルデコクションを再現し、4時間(ISEKADO定番液種の倍以上!)にわたる抽出によって、ビールとしてのバランスを保ちながら複雑で深みのあるモルトの風味を引き出すことに成功しました。近代ビールの「原点」と、私のブルワー人生の「原点」を重ね合わせた、挑戦心に満ちた作品です。